皆様、この記事をご覧いただきありがとうございます🙇♂️
ESアカデミー エリアマネージャーの鬼澤です。
毎年この時期には、各私立高校で「学習塾対象入試説明会」が開催されます。
今回、2026年9月16日に葵陵高校の学習塾対象入試説明会に参加してまいりました。
今回の説明会では、葵陵高校の教育方針や各コースの特色だけでなく、学習・進路サポート、入試制度等について説明がありましたので、皆様にご紹介させていただきます📝
※本記事は説明会で伺った内容をもとに作成しています。入試制度等は変更される場合がありますので、受験を検討する際は、必ず最新の学校公式情報をご確認ください。
【説明会内容】
・水戸葵陵高校では、社会のグローバル化を見据え、国際交流に力を入れている。また、「自分で考え、自分で行動する」という自由な校風を大切にしている。
・学校として「生徒とともに歩み、未来への一歩を後押しできる学校」を目指しており、生徒を放任するのではなく、一人一人に合わせたサポートを行っている。
・部活動では、書道部が全国大会で2連覇を達成しているほか、多くのメディアにも出演している。また、将棋部や囲碁部も全国大会に出場している。
・定員280名に対して、県立高校を受験せずに268名が入学手続きを行っており、多くの中学生から選ばれている学校であるとの説明があった。
・学校は4つのコースで構成されている。医歯薬コースは設置から20年が経過しており、医師による講演会や看護に関する出前授業、「教えて先輩」と題した卒業生との交流会など、医療系への進学を意識した取り組みを行っている。「教えて先輩」では、1回の機会に14の医師系の大学へ進学した卒業生が集まり、直接話を聞くことができるとのこと。
・昨年度からDigitalXコースを設置している。3Dプリンターなどを活用し、生徒自身が作品を制作することもできる。
・駅から学校まではバスで約15分となっている。
【学習・進路サポートについて】
・習熟度別の課外授業を実施しており、無料で受講することができる。夏休み期間には2~3週間程度の課外授業も実施している。
・夏期学習合宿も実施しており、精神力の向上と入試に向けた学力の向上を目的としている。
・「学習サポートセンター」を設置しており、茨城大学の学生によるチューター制度を導入している。生徒はいつでも質問することができる。
・英検個別課外や面接・小論文講座、完全個別の推薦対策講座など、大学受験に向けた講座も充実している。
・獨協医科大学へ進学した生徒の事例として、入学時点では偏差値がそれほど高くなく、国語を苦手としていた生徒に対して個別指導を実施したことが紹介された。また、獨協医科大学の面接形式に合わせた面接練習も行い、合格につなげたとのこと。
・今年度から、修学旅行について4つのプランから選択できるようになっており、いずれも海外での研修となっている。
・セブ島にある姉妹校との7日間の交流を行う「グローバルステップキャンプ」を実施している。現地の語学学校では、マンツーマンで英語教育を受けることができる。
【入試制度・奨学生制度について】
・一般入試は1月19日(火)、チャレンジ入試は1月29日(金)に実施される。
・推薦志願者は、一般入試・チャレンジ入試ともに受験料が無料となる。推薦志願者には3回の受験機会があり、その中で最も良い結果をもとに判定される。
・一般入試とチャレンジ入試の両方を受験する場合、チャレンジ入試の受験料は3,000円となる。
・学業奨学生(SKⅢ)のボーダーは約380点、入学のボーダーは約230点との説明があった。
・総合推薦は学校の定期テスト程度の難易度となっている。ただし、簡単な試験というわけではなく、中学校で学ぶ基礎・基本をきちんと身につけているかを確認することを目的としている。
・学業奨学生でS以上を目指す場合は、学業奨学生推薦での受験が推奨されている。
・判定方法には「英数国判定」「英数理判定」「5科目判定」があり、その中で最も良い結果が採用される。これは、苦手科目の克服だけでなく、生徒の得意分野を伸ばすことを重視しているためとのこと。
・「私立内第一」という制度があり、他の私立高校に合格した場合でも、水戸葵陵高校に合格していれば葵陵へ入学することを約束する制度となっている。ただし、県立高校に合格した場合は県立高校へ進学することも可能。この制度を利用することで、入試において10~20点の加点がある。
・入学者の多くが単願、または単願切り替えによって入学している。単願または単願切り替えで入学した場合、20,000円が支給される。
・英検優遇制度があり、英検3級を取得している場合は英語に20点が加点され、準2級以上を取得している場合は英語の得点を100点として計算する。
・学業奨学生推薦でTOP~SKⅡとなった場合、最大7回まで英検を無料で受験することができる。
・単願切り替えによって、奨学生のランクが上がる場合もある。
・推薦入試で合格した後も、勉強を終えるのではなく、チャレンジ入試まで学習を続けることで奨学生ランクのアップを目指すことが推奨されている。実際に、年間約40名がランクアップしているとのこと。
【入試問題の傾向について】
・水戸葵陵高校では、全体的に記述問題を多く出題している。単に知識を持っているかだけではなく、自分の言葉で考えて答える力を確認することを目的としている。
・国語では、大問ごとに思考力・記述力を問う問題を追加している。共通テストも見据えた出題となっており、差がついた問題として記述問題、漢字、慣用句、敬語、返り点などが挙げられた。特に基礎知識の定着度によって得点差が生じているとのこと。
・数学は一部を除いて完全記述形式となっている。「考える楽しさ」・「解ける喜び」・「使える力」を養うことを目的としている。
・英語は文法力が重要であり、特に関係代名詞・仮定法・後置修飾については重点的に学習する必要があるとのこと。長文読解については中位層の得点が極端に低くなる傾向があり、今後の強化ポイントとして挙げられた。
・社会では、全分野から基礎的な問題を出題するとともに、各分野で思考力を問う問題も出題している。特に差がついた問題として公民の論述問題が挙げられており、基礎・基本を疎かにしないことが高得点につながるとのこと。
・理科は5教科の中で最後に受験するため、最後まで集中力を維持することが重要となる。また、問題文から正確に情報を読み取る力や、ケアレスミスを防ぐことも重要。地学分野の正答率が低い傾向にあるため、重点的に学習することが推奨されている。
【今回の説明会を踏まえて】
・水戸葵陵高校では、「生徒とともに歩み、未来への一歩を後押しする」という方針のもと、入学時点の学力だけでなく、入学後の学習や進路選択を幅広くサポートしていることが分かった。特に、習熟度別の無料課外授業や学習サポートセンター、個別の推薦対策など、生徒一人一人の目標に合わせた学習支援が充実している点が印象的であった。
・入試については、複数の判定方法から最も良い結果を採用する制度や、英検取得による優遇、私立内第一、単願切り替えによる奨学生ランクアップなど、様々な制度が設けられている。そのため、生徒・保護者に対しては、単純な合格・不合格だけでなく、それぞれの制度をどのように活用できるかまで含めて情報提供する必要がある。
・入試問題については、5教科を通して基礎・基本の定着を前提としながら、記述問題や論述問題など、自分の考えを文章で表現する力も求められている。特に英語では文法、社会では公民の論述、理科では地学など、教科ごとの傾向を踏まえた対策が重要になると考えられる。
・また、医歯薬コースやDigitalXコース、海外研修など、進路や興味に応じて様々な経験を得られる環境が用意されている。今後の進路指導においては、入試制度や偏差値だけではなく、生徒が高校入学後にどのような学習・活動をしたいのかという点も踏まえて学校選択を考えることが重要である。
