【水城高校】2026年学習塾対象入試説明会|入試制度・クラス編成・進学実績を紹介

皆様、この記事をご覧いただきありがとうございます🙇‍♂️
ESアカデミー エリアマネージャーの鬼澤です。
毎年この時期には、各私立高校で「学習塾対象入試説明会」が開催されます。
今回、2026年9月14日に水城高校の学習塾対象入試説明会に参加してまいりました。

今回の説明会では、水城高校が大切にしている教育方針をはじめ、学習環境、大学進学実績、入試制度等について説明がありましたので、皆様にご紹介させていただきます📝

※本記事は説明会で伺った内容をもとに作成しています。入試制度等は変更される場合がありますので、受験を検討する際は、必ず最新の学校公式情報をご確認ください。

【説明会内容】
・教員の働き方改革の一環として、隔週で土曜日を休校としている。近年の教育環境では、従来のような叱咤激励による指導が難しくなっていることから、現在は生徒が安心して学習できる「環境づくり」に力を入れている。

・水城高校が大切にしていることとして、「選択肢を増やすこと」「環境を整えること」の2点を挙げている。また、そのために「生徒と対話すること」を重視している。

・高校1年次には、様々な分野の専門家から直接話を聞く機会を複数回設けている。実際に話を聞くことで、将来の進路や職業に対する考え方が変化する生徒も多いとのこと。また、高校2年次からコースを再選択することも可能となっている。

・自習室は21時まで利用することができ、教員が常時管理も行っている。

・カナダやオーストラリアへの海外研修を実施しており、様々な地域の文化に触れる機会を設けている。

・勉強面だけでなく、芸術鑑賞や大規模な学校行事などを通して、他者への共感性を育むことも重視している。

・英検取得に向けた勉強に力をいれている。現在、英検準1級取得者が約40名在籍している。

【進学実績・学習面について】
・国公立大学への進学者数は、例年160~170名程度となっており、そのうち約40名が茨城大学へ進学している。

・大学受験者の半数以上が、指定校推薦や総合型選抜等の推薦型入試を利用している。

・入学時点での学力がそれほど高くなかった生徒でも、本人の学習意欲や取り組み方次第で大きく学力を伸ばすことができるとのこと。実際の事例として、勉強面で疑問に思ったことを積極的に質問する生徒が、夏休みの課題を7回繰り返し取り組むなど努力を続け、最終的に東京大学へ合格した例が紹介された。また、SZクラスからスタートした生徒が、クラス編成テスト等を通して上位クラスへランクアップし、毎日遅くまで学習を続けた結果、筑波大学へ合格した事例も紹介された。

【入試制度・クラス編成について】
・入学時のクラス編成は、入試結果等をもとに決定されるが、入学後も3科目(国・数・英)のクラス編成テストによって上位クラスへランクアップすることが可能となっている。ランクアップについては一定の基準が設けられているが、人数が固定されているわけではなく、例年おおよそ2割程度の生徒がランクアップしているとのこと。また、ランクアップすることはあっても、ランクダウンすることはない。

・推薦入試の志願者数は、令和7年度から令和8年度にかけて約1.8倍に増加している。

・推薦入試の出願資格は、中学校3年間の評定に「2」以下がなく、評定合計が27以上であること。また、一般入試では、中学校3年次の評定に「1」がある場合、出願することができない。

・英語はリスニングと筆記を合わせて50分で実施する。県立高校のようにリスニングと筆記の時間を分けることはしない。

【単願・奨学金制度について】
・単願受験者には30,000円支給される。

・2年前に奨学金制度を拡充しており、現在は単願受験者が全体の8割を超えている。

・保護者または兄弟姉妹が現在水城高校に在籍している、または卒業生である場合、50,000円支給される

・単願受験者を対象として、3月下旬に入学前の学習会を実施している。

・授業料については、支援制度によって38,000円が免除される場合がある。ただし、修学旅行積立金等については別途必要となる。

・県立高校を第一志望としていた場合でも、県立高校の受験日までに所定の手続きを行うことで、単願受験へ変更することが可能とのこと。

【入試状況・他校との比較】
・模試の分析では、水城Zと水戸第一高校の偏差値差は約1.5ポイント、水城Uと水戸第二高校の差は約7.5ポイント、水城Uと常磐大学高等学校の差は約1.5ポイントとなっている。(いずれも水城の方が下)また、水城Zと水戸第一高校の偏差値差は、近年急速に縮まっているとのこと。

【質疑応答】
・ランクアップする人数について
→明確な人数が決まっているわけではなく、基準を満たした生徒が対象となる。例年、おおよそ2割程度がランクアップしているとのこと。

・一般入試の合格最低点は推薦入試の結果によって変動するのか
→基本的には推薦入試より前に水城高校側で設定しているが、推薦入試の結果等によって多少変動する可能性があるとのこと。

・第一志望で受験する生徒と、併願で受験する生徒の割合について
→具体的な割合については非公表。受験に向けては、基礎的な内容を確実に身につけたうえで、過去問に取り組むことを推奨している。

・国公立大学の合格実績が低下した理由について
→受験者数自体が少なかったことに加え、教員による指導が十分ではなかったことが要因として挙げられる。今後は年度末の引継ぎをより綿密に行うなど改善していくとのこと。

・再試験の出題範囲について
→現在検討中とのこと。

【今回の説明会を踏まえて】
・水城高校では、入学時点の学力だけでなく、入学後の学習環境や本人の学習意欲によって、大学進学実績を伸ばしていくことを重視していることが分かった。特に、自習室を21時まで開放していることや、入学後のクラス編成テストによるランクアップ制度など、生徒自身の努力によってより高い学習環境を目指せる仕組みが整っている点が印象的であった。

・推薦入試の志願者数が増加していることや、単願受験者が8割を超えていることからも、近年、水城高校を志望する生徒が増えていることがうかがえる。今後の進路指導においては、入試制度だけでなく、英検取得による加点、ランクアップ制度、奨学金制度等についても生徒・保護者へ適切に情報提供していく必要がある。